私のちいさな喪失感
今日は普段とは違った内容で書いてみます。ある意味、ブログ風の独り言ですので、もしよろしければお付き合いください。
単なる自分語り
自分では「情けない話」だと思って書きますが、今日歯医者さんで前歯を2本抜いていただきました。
私まだ40代なのですが、前歯が4本なくなっちゃいました。そして、今度部分入れ歯を入れることになりまして、自分では・・・
あ~あ、俺まだ40代なのにどんどん老けていくなあ~
と感じております。そういう意味で、情けない話だとちょっとガッカリしています。
歯を抜きますと、それはもう戻ってこないし、文字通り取り返しがつかないことのように感じてしまう。たかだか32本の歯のうち2本を抜いたって話でですよ。(歯は2本だけない訳じゃないけど。)
でも、歯が抜けても歯医者さんが部分入れ歯を作ってくれて、お盆前には歯が入ります。それにお金さえかければインプラントで歯を入れることは可能でしょう。残念ながら、そういうつもりはないですが・・・。
それに対して、例えばご病気で人工肛門になられた方、手や足を失われた方。
私自身そういう方々の気持ちって、結局よく分かっていなかったんだな・・・と思います。
脳梗塞になられた方で後遺症がある方。思うようにならない不便具合は、俺の前歯がないのとは全く違う。私の場合は、うちの母と一緒に、寝る前に入れ歯を消毒? すればいいんでしょうけれど、人工肛門になられた方はもっともっと大変ですし、思うように体が動かせない方だって、そうです・・・。これまでどれだけ障害年金のお手伝いをしてきたんだ、と自分自身を振り返ると恥ずかしい話です。
結局、他人ごとだったんだな、と前歯が抜けて、少しわかったんでしょうか?
やっぱ、のど元過ぎれば・・・になるのか?
私も今から12年前に悪性リンパ腫と診断を受け、それで仕事を休職し、治療を受けて、現在なんとか生活させてもらっております。
当時を振り返りますと、勤めていた職場の皆様に、自分の担当業務を割り振っていただいて、代わりに行って頂きました。
また、栃木県の自治医科大学附属病院の血液内科で治療を受け、主治医のU先生には大変お世話になりましたし、看護師の皆様や他の先生方、いろんな方のお世話になりました。
でも・・・そういう、昔お世話になった事って、どんどん忘れていっちゃうんだな、と思います。
一応、事務所の経営理念は
困っている方の役に立つ
としている割に、まあ・・・単に自分のことに一生懸命だったんだな、と思った次第でした。
そんな情けない話でした。
つまんない話にお付き合いくださいまして、ありがとうございました。(社会保険労務士 海老澤亮)