納得いかない結果だったら、また申請した方がいい

こんにちは。
茨城県桜川市の社労士 海老澤亮です。
本日もよろしくお願いします。

今日はちょっと「言いすぎかな?」とも思うタイトルですが、障害年金を1回で諦めることはない、というお話です。

障害年金が不支給でも、当然不服申し立ていたします

これはほとんどの社労士事務所でやられていると思うのですが、障害年金の申請をしたけれど不支給決定が届いた場合は、私も不服申し立てをしています。そして、それでも障害年金が受給できなかったケースが過去にありました。

その結果が出るまでに、障害年金の申請⇒不支給決定⇒審査請求⇒審査請求棄却⇒再審査請求⇒再審査請求棄却、となりますので2年くらい時間がかかるかと思います。

ここで「やるだけやったけど、だめだったからしょうがない」と思うのも一つですが、納得いかない場合は、せめて「なぜ年金が不支給だったか?」理由を探ってみてはいかがでしょうか? 

理由としては

・ 診断書の内容が不十分だった

・ 病歴就労状況等申立書の内容が不十分だった
  (親御さんがお子さんの日常生活能力を過大評価して書いてしまうことも意外と多いです。)

・ 実際の障害が「障害認定基準」と比べると軽度だった

(その他、初診日が不明確だったなどもあるかと思いますが、とりあえず今回の趣旨からズレるので割愛します。)

などがあるかと思います。ご自分で理由が分からない場合は、一番いいのは社労士に聞いてみることかと思います。あとは専門的になりますが厚生労働省のホームページの「障害認定基準」を確認してみることでしょうか・・・。(内容は難しいので、特にお勧めしませんが。)

それで、社労士から「もう一度障害年金を申請してみるべきか?」意見を聞いてみるのがいいのではないでしょうか?

私も2回目、3回目の挑戦で、障害年金を受給できたことがあります

私も過去に何回か、2回目、3回目の挑戦で年金を受給できたことがありました。

挑戦と書いたのは「1回目は申請に至らなかった」こともあったからです。

例えば、ご本人、ご家族が認識していた病名と、実際に診断書に書かれていた病名が違っていて、しかも障害年金に該当しない病名だったので、敢えて申請しなかった・・・という事もありました。

それでも結果的には障害年金が受給出来て、ご本人、ご家族も喜んでくださったわけですが、そこに至るまで随分と時間がかかりました。(2,3年ではないです。もっともっと長かった。)転院したり、転院先でもすぐに診断書を書いてもらえる訳ではないですし・・・。細かいことは伏せますが、再度「障害年金の申請をしましょう」となるまでに時間がかかりました。

再挑戦を応援します。また、相談される際は「前回の申請書類のコピー」を社労士に見てもらいましょう。

まあ・・・一度ダメだった場合って、へこみますし、次やってみても100%年金が受給できる、というような話ではないですから、ためらうのももっともです。

まずは、再申請するしないに関わらず、一度専門家に相談することをお勧めいたします。その際は、「前回の申請書類のコピー」を持参された方がいいでしょう。「手元に何も残っていない」場合でも、申請先の窓口でコピーがもらえたりしますので、問い合わせてみてもいいでしょう。それも難しければ、主治医先生に再度相談してみてもいいですね。

私自身は、申請することをけしかけて自分の仕事につなげたい、というつもりではありませんが、最近苦労の末に年金が受給できた、という事があったので書いてみました。

本日もお付き合いくださいまして、ありがとうございました。

(社会保険労務士 海老澤亮)

Follow me!