社労士が家族の障害年金を申請しての感想
こんにちは。茨城県桜川市の社労士 海老澤亮です。本日もよろしくお願いします。
今回は、先月家族の障害年金を一人の父親として申請しましたので、その時感じたことなど書いてみようと思います。
①最初にやったこと
最初にやったことは、妻から子供のお薬手帳を借りたことでした。私は子供のことは妻任せないい加減なところがありまして、通院の際はほとんど妻が連れて行っていました。そのため、いつ頃どこの医療機関を受診していたか? 細かいことはよく分かりませんでした。
障害年金を申請する上では「病歴就労状況等申立書」を書く必要があります。うちの子供の場合は「受診状況等証明書」を書いてもらう必要はなかったのですが、(初診日は出生日になるケースでしたので。)申立書を書くためにも、また診断書を書いていただく際にも、これまでの受診歴をはっきりさせておく必要がありましたので、お薬手帳で処方して頂いた日を追っていき、それで受診歴をはっきりさせました。お薬手帳を妻がきちんと保管してくれていましたので、それは大変助かりました。
将来、障害年金の申請をお考えの方は、お薬手帳は捨てずに保管しておくことをお勧めいたします。
②主治医先生に診断書を書いていただくための参考資料を作成
そのあとは、普段仕事でやっている通り、主治医先生に診断書を書いていただく際の参考資料を作りました。お客様に作っているものと全く一緒のものですね。診断書の内容に沿って、先生が診断書を上から書いていくのに合わせて、教育歴や受診歴、その他お知らせしたいことを書きました。これは普段お客様の書類を作るよりも短時間で出来ました。さすがに普段から接しておりますので・・・。日常生活の様子を私が書いたものを妻にも確認してもらい、(特に訂正はなかったです。)20歳の誕生日の1カ月くらい前でしょうか、妻に診断書と依頼状などと一緒に病院に持って行ってもらいました。
③病歴就労状況等申立書を作成
診断書の作成を妻に頼んでもらいましたら、個人的にはホッとしました。診断書の作成は20歳前障害の場合、誕生日の前後3カ月以内の状態でOKですが、気持ちが急いていたんだと思います。そして頼んでもらってから3日で私の事務所に病院からお電話を頂きました。診断書ができたとの連絡で、あんまり早くてビックリ致しました。運よく、仕事の速い先生だったのだと思います。
早速すぐに病院に診断書をもらいに行き、内容を確認致しました。ちょっと微妙な箇所がありました(加筆など必要かと迷う箇所ですね。)けれど、大丈夫かなと自己判断し「年金事務所で書き足してもらってくださいと言われたら頼めばいいか」としました。あんまり神経質にならず(特にお客様ではないので。)微妙な判断で迷わずに、以前作った参考資料をもとに「病歴就労状況等申立書」を作りました。これはコピペするような感じで、短時間で出来ました。参考資料をちゃんと作りこんでおいたからだと思います。(この点は、仕事でご依頼いただいた場合も同様ですね。)
なお、診断書の内容としてはガイドラインと照らし合わせて障害等級2級に該当するだろうと思いました。
④年金事務所の予約、申請
診断書が出来上がったのが、誕生日の20日程前だったと思います。申立書ができ、そして年金請求書や通帳のコピーを用意して、しばらく放置しました。でも1週間ほどして「予約も早い分には良いだろう」と2週間ほど先の予約を入れて、その日のあさイチで年金申請してきました。
気になっていた診断書の箇所は年金事務所でも言われましたが、過去にも同様なケースがありまして、「以前申請した際も大丈夫だって言われました」と言ったところ、年金事務センターに確認するとのことで結局OKでした。窓口の担当の方はいつも接している馴染みのある方でしたが、息子の分の申請に来たとはお話しするまで気が付きませんでした。委任状にも申立書にもきちんと「続柄 父」と書いてあったのですが・・・。担当者の方とは余計な話などしながら、リラックスして終わりました。でも、結局書類を1枚書き忘れていて、帰ろうとしたところ慌てて引き止められましたけど・・・。やっぱり私も申請が済んだ、と安心したところがあって、それで細かなところに気がつかなかったんだと思います。
⑤申請を終えて
申請が済んだら、結果はばっちりだろうと何故か楽観しています。障害等級の面では気になることはないですね。それも日常生活について、ちゃんと書面に書き込めた、と思っているからかもしれません。
でも、申請に取り掛かるまでは結構プレッシャー? はありました。ちゃんと申請しなくちゃ、みたいな気負いでしょうか。しかし、やり始めると不安は和らぎました。やっぱり、行動に移す前が一番不安になるものなんでしょう。行動すると不安は薄れていきますので、とにかく行動してみることをお勧めいたします。
結果が自宅に届くまでは、少なくともあと1カ月はかかると思います。気長に待っておりますが、年金証書が届いたら役所に免除申請に行こうと思います。国民年金の納付書が届いておりますので、納めないでいるのもプレッシャーに感じます。(今のところ納める気はないです。)
あと一番緊張したのは、主治医先生に書いていただいた診断書を確認する時でした。診断書でほぼ決まると思っておりましたので・・・。
以上、単なる個人的な感想でした。
本日もお付き合いくださいまして、ありがとうございました。
(社会保険労務士 海老澤亮)