息子の年金証書が届きました。
こんにちは。
茨城県桜川市の社会保険労務士 海老澤亮です。
本日もよろしくお願いします。
さて、今日は個人的な話になるのですが、先月息子の障害年金の年金証書が届いた、という話を勝手に書いてみます。参考になるかはちょっと分かりません。
年金証書が届きました
息子は「軽度知的障害」を主な傷病で申請しました。申請したのは、20歳の誕生日の翌日でした。それで、自宅に年金証書が届いたのは2か月後くらいでした。この辺りはだいたい想像通りでした。(間に年末年始を挟みましたので、もう少し時間がかかるかな、とも思いましたが。)
主な傷病名を「軽度知的障害」にしたのは、主治医の先生が診断書にそう書いてくださったからです。それまでは主な傷病は「高機能自閉症」かと思っておりました。しかし、主治医先生は「軽度知的障害」がより日常生活に支障をきたしていると思ったのか、などと素人なりに考えましたが、よく分かりません。
息子がちゃんと障害年金に認定されるか? と不安な気持ちはありましたが、診断書の内容と厚生労働省の「認定ガイドライン」を比較しますと「2級」に該当していました。これが「2級または3級」の範囲でしたら、たぶんもっと心配したと思います。幸か不幸か、息子の診断書はだいぶ重度に書かれていましたので、2級に該当したわけです。それと、病歴就労状況等申立書もお客さんに書くように丁寧に作りましたので、あまり不安はありませんでした。とはいえ、やはり封筒を開くときは、少し緊張しましたが・・・。
国民年金保険料の納付書
厚生年金に加入している方などを除いて、通常、20歳になりましたら、国民年金の保険料を納めなくてはなりません。それでご多分に漏れず、息子にも保険料の納付書が届きました。(たしか、障害年金の申請をした数日後だったでしょうか。)
しかし、私は保険料を納めませんでした。障害等級2級以上と認定されますと「法定免除」と言って、申請すれば保険料を免除してもらえます。(しかし、将来もらう「老齢年金」は一部減らされてしまいます。老齢年金をもらうなら・・・ですが。)手続きは、障害年金の年金証書が届いてからでないと、できません。そのため「ちょっと待ってて」と保険料の納付書はしばらく放置していました。
そうしますと、その後も年金機構からお手紙が届きまして、また電話もかかってきまして、国民年金の保険料をどうするのか? 問い合わせがありました。電話がかかってきたのは、年金証書が届いた日でした。自宅で電話を受けた母親には、「年金証書が届いたから免除申請をする」旨伝えて、翌日ちょうど年金事務所に行く予定があったので、国民年金の窓口で相談しました。
窓口の担当者の方は、親切に案内してくれまして、その場で書類も記入しました。息子の基礎年金番号など分からないまま行きましたので、その場で手続きは終わりませんでしたが、郵送用の封筒もいただき、その日のうちに免除申請の書類を郵送できました。自分ではお客さんに「市役所の窓口に年金証書をもって行ってみてください」などと話していましたが、市役所だけではなく年金事務所でも手続きは出来ます。まあ・・・市役所の方がとっつきやすいでしょうし、距離的にも近いことが多いかと思いますので、市役所に行けばいいと思います。
そろそろ支払通知書が届くころ
今日は2月8日ですが、そろそろ年金の支払通知書が届くころかもしれません。(手続きの関係上、もしかしたら1カ月後かもしれませんが。)あとは年金の更新時に、診断書を提出するだけですので、今後それほど煩雑な手続きはないかと思います。(ちなみに更新は5年後でした。)
私の場合は、ある程度年金申請の流れも分かっていますし、おおよその結果も想像がつきますので、他の親御さんよりも心配していなかったと思います。でも、月に7万円ほど息子の収入として年金がいただけるのは、やっぱり有難いですね。将来に備えて貯金しておければ、いざ施設に入所する、となっても経済的にはある程度目途が立つと思いますし・・・。あとは病院との付き合い方ですが、服薬もしていますので、今後もさぼらず通院すれば、更新の診断書も不安なくお願いできると思います。今のところ、病院を変える気はないです。
そんな個人的な話でした。どうしても、免除申請の前に保険料の納付期限が来てしまいますので、年金事務所から連絡が来てしまうかと思いますが、年金証書が届いてから速やかに対応するなり、事前に相談されれば、問題はないと思います。
また、将来にわたって症状が変わらないことが想定される場合は、個人的には免除申請をお勧めしています。将来、老齢年金と障害年金のどちらももらえるわけではなく、結局はどちらか選択になりますので・・・。
本日もお付き合いくださいまして、ありがとうございました。
(社会保険労務士 海老澤亮)