そちらの事務所の、障害年金の専門分野は何ですか?
たまに問い合わせで聞かれる事
たまに、お電話で
「あなたの障害年金のご専門は何ですか?」
といった問い合わせをいただきます。
今日はそんなお問い合わせに対する私なりの考え方を書きます。
弊事務所の専門分野
まず結論から書きますが、特別専門分野は決めておりません。マーケティングの関係上、「〇〇専門」と謳うことは効果があることだと思います。
実際、
うつ病専門
精神障害専門
というように書かれているホームページも拝見します。
それはそれで、
うまい
やり方だと、私自身も思っています。
やはり精神障害が、障害年金の多くのウエイトを占めますし、(申請される方が一番多い。) 比較的ルーティンワーク化しやすい、と思います。
傷病も、
統合失調症、双極性障害、うつ病、知的障害、発達障害、高次脳機能障害、てんかん
等、限られていますので、
特にまだ経験の浅い社会保険労務士にとっては、(私もまだ8年ですが・・・。)
まずこの分野から攻めるのは理にかなっていると思います。
それはよく分かります。内心は私もそうした方が、いいんじゃないか? とも思います。
特に効率を考えますと・・・。
ちょっとカッコつけて言っておりますが・・・。
しかし、私自身、それはできないなあ・・・と思います。折角、お問い合わせいただき、 場合によっては年金の申請をお願いしたい・・・と言われて、
「そちらの業務は取り扱っておりません」
というのは、なんでか分かりませんが・・・言いずらいですね。
そのためもあってか、弊事務所で年金申請をされる方は、どちらかというと
「そんな病気があるんですか・・・」
というようなご病気の方が多いと思います。
まあ・・・他で断られたから、とも言いずらいから、言わずに私にご依頼いただいた方も 多いのかもしれません。
以前と最近とでは、傾向が変わってきました。
こういった傾向は、以前はありませんでした。やはり弊事務所でも7割程度は精神障害の申請だったと思います。以前よりも障害年金を取り扱う事務所が増えているので、その影響が大きいのかな、と思います。
名前を聞いたことのないご病気の方よりも、これまで何度も申請してきたようなご病気の方が、その方の日常生活の様子も想像しやすいですし、申請のノウハウもあります。
とはいえ、そのような難しいご病気で苦しんでいる方の役に立つそれも社労士の醍醐味だと思います。
これからも弊事務所では、障害年金について基本的には何でもウエルカムでやって行こうと思います。
お話を伺ったうえで、
もう少し様子を見て、悪化するようだったら申請したら
とか
ちょっと申請しても年金受給は難しいと思います
とか
いう話はしておりますが・・・。
ちょっと、今回はカッコつけて書きました。(反省)
でも、他で
「審査請求は受けません」
と言われたのでお願いしたい、というような話も結構頂きますので、そんな時は頑張ってお引き受けしております。
最近は審査請求の公開審理でさいたま市に行く機会も増えております。
そういう場所は、なかなか馴れないもんですが、人の人生、家族の人生がかかっておりますので頑張る。
そんな自分語りでした。
本日もお付き合いくださいまして、ありがとうございました。
(社会保険労務士 海老澤亮)