障害年金が受給できるまでの生活費は、大丈夫ですか?
障害年金申請後の「一般的な流れ」
今日は、いざ障害年金の申請をしよう、と思った際のその後のお金の流れについてご案内いたします。
たぶんこの記事を読まれている方はすでにご存じかと思いますが、障害年金は申請すればすぐにもらえる! というような都合のいいものではありません。(残念ながら・・・。)
一般的な話としては、障害年金の申請をしてから年金証書がご自宅に届くまで、
障害基礎年金(初診日に国民年金に加入)で → おおよそ3か月後
障害厚生年金(初診日に厚生年金に加入)で → おおよそ4か月後
くらいかと存じます。
年金証書が届いた後
そして年金証書が届いてから、
実際にご本人の口座に障害年金が振り込まれるまで、
1~2カ月かかります。
(年金が振り込まれるのは15日の日と決まっています。とはいえ15日が土日でしたらその前の金曜日に支給されますが・・・。)
ですから、障害年金の申請をしてから
年金がご本人の口座に振り込まれるまで、
約4~6ヶ月かかる
と考えておいた方がいいでしょう。
ちょっと例外的なケース
上記の目安の期間より早く処理が進み、年金申請から年金の振り込みまで3カ月程度だった、という場合も実際にあります。
しかし、逆に年金機構から後日照会があり、追加で書類等を提出する、となりますと、さらに審査に時間がかかってしまいます。
(年金が振り込まれるまでに1年弱かかった、ということもあります。)
障害年金申請にかかる時間
勿論、いざ「障害年金を申請してみよう」と考えてから、実際に申請できるまで、お一人おひとりの事情によりかかる時間は差がありますが、
一般的に言って1~3ヶ月かかると思います。
そのため、年金申請を始めてから実際に年金が振り込まれるまで
少なくとも半年はかかる、と考えて
経済的な見通しを立てておく必要があります。
本当に経済的に困窮してから障害年金のことを考えるのでは、手遅れになってしまう。
厳しいことを書きましたが、そういった点からも、
(その他、カルテの廃棄などの問題もありますが・・・。)
障害年金は先延ばしせずに、早めに取り組まれることをお勧め致します。
本日もお付き合いくださいまして、ありがとうございました。 (社会保険労務士 海老澤亮)