障害年金を受給された方の感想 ~ まとめ
障害年金を受給することによるプラスの作用
今回は毛色の変わった内容です。
障害年金を受給することでのプラス面を、私なりに「編集」しまして、ご案内いたします。
あくまでも「生の声」ではなく、私が「編集」しておりますので、
「単なるセールストークでしょ」
と言われれば、特に反論できませんけれど・・・。少しでも「障害年金を受給した後」のイメージがつかめれば、と思います。(意外と、受給するまではイメージが湧きにくいですので・・・。)
まあ・・・話半分に、お付き合いできる方はお付き合いくださいませ。
具体的に、受給後どのような変化があるか?
まずは、障害年金を受給しての変化です。
若年期での疾病による障害年金を受給される方の場合ですと、
もともと、うまく進学できなかったり、働く機会に恵まれなかったり、働いても途中で解雇されたり、退職される方もいらっしゃいます。
大人になっても、経済的に家族の援助を必要としていて、家庭内での肩身が狭い。
また、療養期間が長引きますと、同居しているご両親も高齢になります。ご両親がご健在のうちはいいけれど、親がいなくなったらどうなるんだろう? という不安は大きくなっていきます。
また、就労支援事業所等に通っていても、工賃が少なく、自分の生活費をまかなうどころか、自分のお小遣いもままならない。
就労していても、昇進や昇格が出来ずに賃金が上がらない。
こういった経済的に苦しい事情を抱えている方が多いでしょう。
もともとバリバリ働いていた方でも、疾病のため働く事ができなくなれば、同様に、ご家族の生活費やお子さんの教育費にも支障をきたし、場合によっては家庭内の関係がうまくいかなくなってしまいます。
そういう時に障害年金を受給することによって、
・ 経済的なゆとりや、先行きへの見通しが生まれる。
・ 家族の関係がよくなる。
・ 趣味を楽しむ、友人との付き合いが出来る。
など、それまでよりも生活面に余裕が生まれ、生活の幅が広がります。
年金受給が相乗効果を生む
障害年金を受給することで、
・ 心理的な効果 ⇒ ゆとりや安心感
・ 家族関係の好転
・ 社会的な孤立からの脱却
・ 生き甲斐が増える
といった良い影響が生まれます。そうすることで、病気への好影響も当然期待できると思います。
受給後の声(弊事務所で編集したものです)
以下に「喜びの声」をまとめたものを少しだけご紹介します。
・ いつも親には心配をかけてきた。自分の治療費くらいはなんとかしたかったけど、これまでは全て親のお金だった。治療費や国民年金の支払いなど、これ以上負担をさせたくないので、年金がもらえてよかった。
・ 学生時代の友人と久しぶりに旅行に出かけた。これまでは誘われても断っていたけれど、自分のお金が出来たことで行けるようになった。
・ 長年母親と同居し、母親の年金をあてにして生活していた。しかし、母は高齢で、頼りにしていた姉も他界してしまった。母は倹約して預金を自分に残そうとしてくれているが、年金をもらえるようになって、ある程度先の見通しが立てられた。生きていける気がする。
誰にでも生きる権利がある
以上、ごく簡単に「喜びの声」として記載致しました。
どれだけ伝わったか分かりませんが、「自分のお金」がある、ということは本人にとって大きなことです。いくら親から援助してもらっても、やはり人には尊厳、プライドがあります。親への負い目ばかり感じているのは辛い。
自分名義で年金を受給することで、負い目、他人への気兼ねが少しでも減り、自分らしい人生を少しでも送れれば、と切に願います。
最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました。 (社会保険労務士 海老澤亮)